”質感”を理解して、連休を充実させよう
結論
味は味覚だけではなく、五感全てで評価される
感性は光るモノに刺激される(つまり、光沢は満足度に繋がる)
インターネットとSNSの普及率データを考察
「We Are Social」のスライドが分かりやすく、IT業界に勤める人にとって非常に使える数字が載っていました。
元スライドは186ページでボリュームがある為、以下にまとめます。興味のある方は是非元スライドも読んで下さい。
Digital 2020 July Global Statshot Report (July 2020) v01
本記事ではインターネットとSNSの基本的な数字が理解できます。IT業界で未だ日が経っていない方にとって有益です。
結論
・全世界のインターネット普及率は60%、前年比8.2%で成長している
・全世界のSNS利用率は50%、前年比10%で成長している
全世界のインターネット普及率は60%、前年比8.2%で成長している
まずはインターネット普及に関するデータを見て下さい。
全世界におけるインターネット人口は45億人で、全世界人口のカバー率は59%です。
正直未だ少ない印象です。 単純に捉えると、この先もインターネットで商売販売したりサービス展開し続ければ、世界人口の41%、18億人が新規顧客見込みとして増えていく試算になります。
データに戻ると、前年比で+8%の3.4億人が新しくインターネットを始めています。 3.4億人とは日本の人口の凡そ3倍弱に相当する人数です。その規模の人々がこの一年で新しくインターネットを始めました。新しい人々がどんどんとインターネットを始めている印象です。
次に話がづれますが、面白いかったのでこちらもシェアさせて下さい。
各国の音声検索,画像検索の普及率です。
他国と比較して日本は音声検索と画像検索の普及が進んでいません。
この普及率の背景を理解するには、私は知識がなく難しいです。音声検索は未だ日本語に対応していないとも考えられますし、画像検索に対して日本はユニクロや無印良品のように画一ブランドがあるので、画像で商品を探さないのかもしれません (ただし、海外の人も同じブランドばかり着ていますが、ナイキやアディダスやアメリカンイーグル等)
背景は分かりませんが、今後日本国内でも音声検索と画像検索が進むかもしれません。今後のサービス設計において音声検索と画像検索は頭の片隅にいれておくべきでしょう。
全世界のSNS利用率は50%、前年比10%で成長している
次にSNSを見ましょう。
全世界でのSNS普及人口は39億人、そのカバー率は51%です。
先ほど見た通り、インターネットのユーザが45億人ですので、凡そ86%のインターネットユーザはSNSも使っています。つまり、大半のインターネットユーザはSNSも使っています。
注目するべきは前年比です。この一年で+10%の3.7億人がSNSを始めました。インターネットの普及速度+8%よりも上回った速度です。つまり、インターネットにおけるSNSの存在感が日々強くなっています。
私はSNSがあまり上手ではないのですが、SNSを上手く使う事、せめてSNSと上手く付き合う事は、インターネットで効果的に情報取得するスキルと同じくらい重要かもしれません。
次に以下を見て下さい、各SNSを使っているユーザのクロスユーズ率です。
右のカラム「WHO DO NOT USE OTHER PLATFORMS」を見ると分かる通り、クロスユーズをしていない人は1~3%にとどまっています。つまり、何か一つでもSNSを使っている殆どのユーザは他SNSも使っています。ですので、どれか一つでもSNSを使いこなせれば彼ら39億人にリーチでき、逆にSNSを一つも使っていないと彼ら39億人にリーチできません。この違いは非常に大きいでしょう。
次にSNSサービス毎に見ていきましょう
まずはFacebookです。
Facebookのユーザ数は20億人、後で書きますが他SNSと比較するとFacebookユーザは多いです。
驚くべきことに20位までのランキングに日本が入っていません。(本当かなと疑ってしまうランキングです、、、。)アメリカ、インド、ブラジル、インドネシアと続きます。確かに、Facebookを除くとアメリカやインドネシア、メキシコやベトナムの友人の投稿が目立ちます。
”日本においてFacebookは流行が過ぎたのではないか”、”年齢層が高いユーザしか使っていない”などと言われる時がありますが、目線を世界に向ければ、まだまだFacebookはよく利用されていると分かります。
次にインスタグラムを見ましょう。
インスタグラムのユーザ数は10億人です。そして注目したいのはFacebookと比較して女性のユーザが多いようです。例えば同じ投稿をFacebookとインスタグラムにしても、Facebookの場合男性に読まれる見込みが高く、インスタグラムでは女性に読まれる見込みが高い事が分かります。投稿内容を使い分けるべきかもしれません。
ランキングを見ると日本は世界で7番目の普及率です。Facebookよりもインスタグラムの方が日本では受け入れられていますね。
最後にTwitterを見ましょう。
Twitterのユーザは3億人と他2つのSNSと桁が一つ少ないです。 また、Twitterも女性の利用率が高いです。私がTwitterを使っている中での印象では男性の投稿が多い印象がありましたので、これは正直意外でした。
そしてTwitterで注目したいのはランキングです。 日本はアメリカについで2番目に位置しています。そしてこの二つの国で1億人、総ユーザの凡そ1/3に該当します。
つまり、Twitterは他SNSと比較して国内ユーザが多いドメスティックなSNSと考えられます。日本においてSNSを強化したいのならTwitterが良いかもしれませんが、世界とつながりたいならFacebookやインスタグラムの方が適当でしょう。
まとめ
本スライドから、インターネット普及率もSNS普及率も未だ50%~60%、拡大の途上にある事が分かりました。 そして前年比で8~10%伸びている為、今後も新しいユーザが増えていき、それに伴ってITサービスも一層利用されていくと想像できます。
SNSの普及速度はインターネットの普及速度よりも早い為、SNSを使いこなすスキルはインターネットで情報収集するのと同じように重要スキルと言えます。そのようなSNSにおいてやはりFacebookの存在感は強く、Twitterは国内向けと言えます。
今回はここまでです、次回はEコマースについてまとめたいと思います。
もっと詳しく知りたい方は是非元ネタのスライドを参照ください!
”なぜ意識は生まれるのか?”から考える、HSPとしてのPM,PJM理論
この記事はHSP傾向のあるPM,PJMに向けて書いています。
脳について知る程に、HSPはPM,PJMに向いているのでは?と考えています
結論
・”繊細”とはつまり、脳機能が活発であるという事
・意識はプランニングする為にある(かもしれない)
”繊細”とはつまり、脳機能が活発であるという事
脳は場所によって機能が分かれています。
小脳はバランス感覚を保つのに重要。しかし、損傷しても記憶や感情に影響はありません。一方で、大脳は損傷すると記憶や感情に影響を及ぼします。海馬は脳の記憶や空間学習能力に関わる脳の器官で、認知症と深い関係があります。
そして、偏桃体は海馬の近くにあり、情動反応の処理と記憶において主要な役割をもちます。HSPはこの偏桃体が活発なのではないかと言われています。
では、意識と感情はどのように発生するのでしょうか?
意識も感情も、脳内にあるニューロンという脳を構成する無数の神経細胞を電子が走る事で意識や感情が生み出されます。ニューロンは脳内に860億個あり、ひとつのニューロンが複数のニューロンと繋がっています。ニューロンとニューロンをつなげる個所をシナプスと言いますが、シナプスは1兆あると言われています。
電子がどのニューロンをどの順番で通るか?それによって生み出される意識と感情が変わり、無数のパターンがある為、私たちは無数の感情を抱きます。
手をつなぐという行動は、好きな人と手をつなぐか?赤ちゃんと手をつなぐか?おばあちゃんと手をつなぐか?で抱く感情が全く違います。それぞれの状況で電子を走るニューロンのパターンが違うからです。
つまり、「繊細である」という事というのは、脳内のニューロン間を電子が活発に動いている事を示しています。別に心が弱いのではありません。人よりも何かが劣っているのでもありません。 ただ、ニューロンの動きが活発なだけです。
意識はプランニングする為にある?
そもそも、なぜ意識は存在するのでしょう? そして、なぜ人間は他の動物と比較して意識や感情が豊かなのでしょう?
意識や感情をもつのは人間だけではありません、他の動物にもあります。 ペットを飼ったことがある人は、ペットが喜んでいる、悲しんでいる、動揺している事を知っています。 他の動物も感情と意識があります。ただ、事実として人間の方が優れています。
例えば、「自意識」という言葉があります。「鏡に映っている相手が自分である」と分かる事を意味します。 自意識がある生物は、人間を除いてイルカやカササギがあてはまります。しかし、サルは判断が出来ないそうです。 つまり、意識の優劣は脳の大きさに依存しません。
ちなみに、カササギはこの鳥です。
一部の生物は個体の進化として脳を進化させたという言い方が正確でしょう。
神経科学者のクリストフ・コッホはこう言っています。
”意識は「プランニングを行う」ために重要だ” 状況の変化にうまく対処するためには、事前に考えなければならない いつものルートが渋滞によって阻まれているなら、別の道を探すことになる 予想外の事がおきたときに、いつも通りの行動しかできないと破綻する
××(書物)
意識は「プランニングを行う」ために存在しているのではないか?
これは重要な示唆です。 脳内で半自動的に起きるニューロン間の電子伝達は、プランニングを行う為にある。
話を一気にまとめます。PM,PJMの活動とはつまり、プランニングそのものです。PMとしてこれから作るプロダクトを定義し、その実装優先順位を決め、各署と調整していく。PJMとして、目的と目標を決めてスケジュールを定め、促進していく。
まさに意識が生まれた目的、そのもののように思われます。 そこで意識について、HSPについて考えるほどに、PM,PJM活動にとって有用なのでは?と思うようになりました。
そこで最後にお伝えしたいのは、脳内のニューロンは本人が望む望まないに関わらず、活発に動きます。提案として、環境を十分に選びましょう。
例えば、設備の悪い環境(湿度,温度,デスクやチェアも)を避けるようにしましょう。
また、悪い人間関係も避けましょう(感情的な上司、人を不快にさせるステークスホルダー)。
自身が良いパフォーマンスを発揮する上で、環境を選ぶのは自身の責任です。”HSP=繊細だ”で留まらず、その根拠を客観的に理解した上で、社会に役立つあり方を追求していきましょう。
以上です。
本記事が皆さんのPM,PJM活動に役立つと幸いです。